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結婚とは
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何のために結婚するか、生きている柱
結婚とは
何のために結婚するか
「今まで、人間はなぜ結婚するのかしら、などというと、〃理屈っぽいね\"とたしなめられることが多かったと思います。私たちより一世代、二世代前の人たちは、\'男も女も、\"みんながしているから\"とか\"世間がうるさいから\"\"人にすすめられるから\"などといって、何の疑いもなくお嫁さんをもらい、またもらわれていくことが多かったに違いありません。現代の若い人たちが、\"なぜ?\"と、一度は言ってみるのも、それだけ結婚を自分たちの大事なものと考えるようになったからです。
それなら、ほんとうに結婚は何のためにするのでしよう。
生命を充実させる大塚二郎氏(渋谷区立鉢山中学校長)は、ー人間の幸福とは何か。生命を充実させて生きていくことの中に人間の幸福がある。生命を充実させていく、つまり大事な生命を持ちこたえていくためには、食べることが必要だ。しかし、それだけではない。生命のあるうちに子孫を残していく。食と性、この2つが生命の基本である。子孫を残していくという、大事な使命を果たすことが、人間にとって、いちばん重大なことだ。よりよい子孫を残していくことの中に、使命の達成がある。よりよい子孫を残すことを完成させるために、男性女性のあり方を見分け、その人と愛によって結ばれ、子どもを産み育てていく。このためには\"人が選んでくれたからよいだろう\"などという結婚のしかたではなく、一生かかってでも自分ですぐれた異性を見つけ、ベターハーフとすることだーと若い人たちに語っています。一方、心理学者の間宮武氏は、子どもを産み育てることだけが、結婚の目的ではない。現代的な結婚の考え方では二人の共同生活による喜び、人間的完成を得ることが目的だと思う。つまりは、人間の幸福を求めることが結婚の目的だという意見です。ともあれ、二人の考え方の共通点は、結婚は、人間の幸福を求めることだ、というにあります。結婚によって二人がみじめな気持になるならば、それはまちがった結婚だったというべきでしょう。何のために結婚するのかわからない「源氏むらやま物語」の研究者、そして評論家の村山リウさんは、ー身の上相談を受けていると、\"人が離婚したほうがよいというのですが、どうしたものでしょうか\"と相談してくる女性がいます。\"それじゃ、あなたはどういう考えなの?\"と聞いてみると、わからないという返事。結局、この女性は、結婚をするときにも人からすすめられ、\"この人と結婚するといいよ\"ど言われたというわけです。するのも、やめるのも人まかせ。また、あるときには、結婚さえすればその日からよい生活がやってくる。今日とは全然別の、すばらしい世界が開けてくるかのような、おめでたい夢をもっているのです。\"今の生活がつらいから、お嫁にいこう\"そんな気持。だからいざお嫁にいってみると、ちっとも変りがないのでがっかりする。どちらも、結婚を正しく認識していないのです。何のために結婚をするのか、一度も疑ってみようとしないのです
生きている柱
村山さんはつづけて、結婚こそ、人生でいちばん大きな建設
『柱は生きて』いる。事業です。
男と女という大きな柱が、その建設事業を営みます。まず私たちは、柱をさがさなければなりません。太さ、強さ、質がひどく違いすぎる柱ではまずい。建設事業にふさわしい相手をさがすことが、まずはじめの大事業ですーと言っています。さて、やっと柱をさがしました。建設事業にとのかかりましょう。柱は、さがし出したときのまま、固定していてはいけないのです。柱は生きて伸びなければ、何にもなりません。また、一本の柱だけが成長が早くても困ります。一本が高く太くなったのに、もう一本がそのまま細く低くては、一方に重みが激しくかかってきます。安定が保てなくなって、この結婚は失敗だったということになるのです。
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